2011 April
Tokyo |
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長い長い3月が終わる。すべての価値観が変わった気がするのは私だけではないはず。ようやく巡って来た新年度。久しぶりにに所用で日仏学院へ行く。地震と原発の影響でフランス人はみんな帰国してしまったのか・・・静まり返っている。フランスの雑誌を久しぶりに読むけれど、「日本の地震」の特集ばかりで気が滅入る。
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Tokyo |
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長い日本滞在を終えてようやくパリへ。直行便は韓国のインチョン経由になる可能性があるとの事で、KLMでオランダ経由でパリへ。快晴のスキポール空港へ着陸したものの、アダプトするドアの位置がずれて機体がバックするという珍事。機体が何度も前後してようやく降りられる事に!
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Amsterdam |
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地震の影響、というよりは原発の影響でエールフランスの直行便は韓国のインチョン空港経由となりパリに戻るのを躊躇しているうちに、また余震が・・・。KLMの機内も本当にガラガラで、湾岸戦争のころの機内を思い出す。ようやく到着したアムステルダムのスキポール空港は、日本の地震からは遥かに遠く、巨大な空港内のライブラリーで世界の雑誌を読む。
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Amsterdam |
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オランダのイメージというと「チューリップ」だけれど、空港にこうして生のお花が溢れんばかりに売っているというのも初めての時はとても驚いた。球根や土も売っていて、さながらガーデニングのブティックのよう。忙しく行き来する空港でこんな大きな花束を買うヒトがいるのかしら?
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Paris |
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久しぶりのパリはイースター(パック)のお休みで静まり返っている。ブティックのウインドウにはパックのシンボル、「卵とウサギ」。サンジェルマンのブティックはやっぱりとても洗練されていて、久しぶりにウィンドウなど見て歩く。
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Paris |
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パリに戻った途端、パックのお休みで何も買えない。いつものホームのイタリアンのオーナーにご馳走になる。ついでに「新しくしたカーヴも見ていかない?」と、ヒンヤリしたカーヴで数種類のワインのデギュステ(試飲)など・・・。時差もあって、美味しいかどうかもわからないほど・・・眠い。
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Paris |
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コルビジェを訪ねる旅もいよいよファイナル。リヨン駅からTGVでリヨンまで出発。古いこの駅の雰囲気はいつも旅情を彩ってくれるけれど、ホームの裏手のこの鉄の構造と天井画も本当にロマンティック。結婚したばかりの頃、当時スイスに住んでいた主人に会いに夜行列車に乗った事などを思い出す。
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Paris |
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リヨンまでは新しいタイプのTGVで2時間。スーツケースを引き、天井からの光が美しい長いホームを朝の冷たい空気の中歩くと、旅に出る実感がわく。いつもはサンジェルマンのカフェにいる時間・・・。
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Lyon |
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コルビジェの作品を見る旅もそろそろファイナル。インドのアーメダバードやチャンディガール、とうとう現存している作品はほぼ全部見たことに近ずく!TGVでリヨンに着き、レンタカーでラ・トゥーッレトの修道院に向かう。リヨンの街はローヌ川の川幅が広く丘陵地であるためスケール感が大きく、とても美しい。
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Lyon |
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diary
index |
ラ・トゥーレットの修道院、リヨンの建築群とたくさんのモノを見て少し疲れ気味。帰りのTGVでは「データ整理しよう!」と思ってはいたけれど、コンセントがあるのが少々恨めしい・・・。ぐっすり眠っているうちにリヨン駅に到着。
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